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『烈々と燃え散りし あの花かんざしよ』間もなく初日! そして、二人のこと。

温泉ドラゴン表.JPG
先日、演劇評論家の村井健さんが亡くなられました。
体調がお悪いことは人伝に聞いておりました。
でも…そんな、亡くなられてしまうなんて…

訃報を聞いたのは稽古場で、稽古が始まる少し前…その日の稽古の事で頭が一杯のパツンパツン状態の時…

ショックが体と心に訪れたのは、その日の稽古が終わって皆とわかれて1人になってから…

電車の中から窓越しに夜の街を見ながら、村井さんの記憶が思い出されました。

一昨年の舞台『海のホタル』(初演)を見て下さった村井さんが、
“今年一番胸に突き刺さる舞台”
という見出しでご自身のブログに劇評を書いて下さったのが、村井さんとの始まりでした。

(“始まり”といっても、劇場で偶然お会いしたり、飲みの席で芝居の話をしたり、街でバッタリお会いしたり、というだけでしたが…でも、この時が確実に“始まり”だったのでした)

この時に書いて下さった劇評に、私がその後どれだけ励まされたか、勇気づけられたか。

悩んだり、自分が見えなくなって立ち止まってしまった時、あの劇評は私の心の支えでした。

私の自主企画で上演した2人芝居『杏仁豆腐のココロ』(再演)も見て下さって評価を下さって、言葉にできないくらい嬉しかった。

ご自身のブログだけでなく、テアトロや悲劇喜劇など演劇雑誌にも名指しで有り難く嬉しいことを書いて下さって…

本当に…本当に感謝の気持ちで一杯です。

駄目な時は、駄目だったと正直にズバッと言って下さる率直さや、
好ましく思えないものに対する鋭い指摘が、
信じられる方でした。

演劇が大好きなかたでした。
演劇に真摯で情熱的なかたでした。

笑顔が素敵なかたでした。
ある時、
下北沢のファーストフード店で一人でボォっとお茶を飲んでいた時、スッと近づいてきて『やぁ』って声をかけて下さった事がありました。
まさか村井さんがファーストフード店にいるとは思いもよらずビックリして、不意をつかれた恥ずかしさもあって何だかシドロモドロのご挨拶になってしまったのですが、あの時の爽やかな優しい人懐っこい笑顔が忘れられません。

まだまだ、厳しい目で、熱い心で、芝居を見届けて頂きたかった…。

演劇界に絶対的に必要な存在であった、村井健さん。



そして、もう一人。
昭和精吾さんも先日お亡くなりになりました…

寺山修司さんの天井桟敷で、寺山さんの言葉(詩や短歌など)を語っていらした伝説の人。

“昭和の精神、吾(われ)に有り”
という意味が込められた名前。

私が20代の頃、
寺山さんの詩や短歌の語り(朗読)等のライブをライフワークとして続けていらした昭和さんに声をかけて頂き、
私も一緒に参加させて頂いておりました。

今は無き劇場“渋谷ジァンジァン”でも何度も一緒に朗読させて頂きました。

『われに五月を』
『犬神』
『花岡物語』
等々。

昭和さんの語る言葉や物語は、寺山さんの魂の言葉であり、昭和さんの生きざまであり、本当に素晴らしかった。

仙人のように
飄々として
優しいかたでした。

昭和さんから頂いた細身の水色のジーパン。
はいた時のシルエットが凄く好きで気に入っていて、今も大事にはいています。
膝が少し破けてしまってダメージジーンズっぽくなってはいますが、それも味になっています。
これからも、サイズが変わらない限りはき続けたいです。

昨年末の『海のホタル』(再演)を観て下さる事になり、本当に久しぶりに私の芝居を見て頂けることになって、久しぶりにお会いできる事も凄く楽しみにしていたのですが、
終演後、
“芝居の余韻を味わいたいからこのまま会わずに帰ります、とても素晴らしかった”
とすぐにメールを下さって、お帰りになられて。
有り難いお言葉で凄く嬉しかったのですが、今思うと、あの時会えなかったことが本当に悔やまれます…

いま稽古をしてる芝居は、私には何となく懐かしいような匂いがするのです。
昭和さんが語っていた寺山さんの世界の言葉の匂いにも似た。

しっとり濡れているようで、それでいて激しく渇いているような、それでいて爽やかに潔く清々しく晴れているような。

瑞々しく初々しく、孤独に老成した若さ。

命、血縁、恋と愛、世間、国家、世界、生きるということ。
どうしようもなく溢れでる想い。

それは、激しい憤りでもあり、深い喜びでもあり。



村井さん、昭和さん、
お二人に見て頂きたかった舞台、間もなく幕があきます。

作・演出は『海のホタル』演出のシライケイタさん。

出演には『杏仁豆腐のココロ』の相手役を演じて下さった阪本篤さんもいます。

そして、チャーミングで愛すべき魅力的なメンバー達。


村井さん、昭和さん、
きっと客席で見ていて下さいますよね。
これからも見ていて下さいね、これからも叱咤激励して下さいね。

私は私にできる精一杯で、楽しんで、必死に、舞台に立つことしかできませんけれども、がんばります。



皆さま、もしもご都合が宜しかったら見て頂けましたら有り難く嬉しいです、どうぞ宜しくお願い致します。

温泉ドラゴン
『烈々と燃え散りし あの花かんざしよ』


《10/14日〜18日》

14水曜  14時
15木曜      19時
16金曜  14時
17土曜      19時
18日曜 12時


前売り 3500円
当日  4000円

全席自由席
(整理番号が付いて無いチケットでして、当日受付でご精算頂いた順にご入場頂けるようになっています)


《劇場》
上野 ストアハウス
(上野駅 入谷口改札口より徒歩約8分)


【作・演出】
シライケイタ(温泉ドラゴン)


【共演者】
●いわいのふ健
●筑波竜一
●阪本篤
(以上、温泉ドラゴン)
●伊原農(ハイリンド)
●渋谷はるか(文学座)


《上演時間》
2時間弱


1923年(大正12年)、9月3日。
関東大震災の混乱に乗じて、ある若い男女が検挙された。

男の名前は朴烈。
女はその内縁の妻、金子文子。

朝鮮人迫害を目的とした政府の意図的な策略で捕まった2人。
正当な理由なき逮捕であったが、やがて二人の罪名は大逆罪(皇室暗殺)へと発展していく。

祖国を奪われた朝鮮独立運動家(朴)と、
親に捨てられ続けた孤独の思想家(文子)。

帰る場所のない二人が出会ったとき、二人は、小さな希望の光を手に入れた。
その光はやがて、大きく燃え上がっていく。

時代と国家と家庭に見捨てられた男と女の、悲しくも烈しい愛の物語。


大正時代の実在の人達をモデルにした物語です。
文子の幼少時の記憶(時間軸)を行ったり来たりしながら、朴と文子と2人に関わる人達を描きます。

熱く激しく
静かに
いとおしく
ぶつかって
突き放して
馬鹿馬鹿しく滑稽に

朴と文子以外の4人の役者は、1人何役かを演じます。
私は、文子の母と、文子の親友、等を演じます。


作・演出のケイタさん曰く、
“この舞台は、ストーリ―で見せる芝居というよりも、役者1人1人がそこに力強く説得力をもってちゃんと生きて(活きて)いることで見せる芝居です。
ゴツゴツ、デコボコ、はみ出していていい。
はみ出すなら思いきりはみ出す。
そうでないと、この作品は成立しない”

どうイキイキとゴツゴツとはみ出せるか、千秋楽が終わるまでもっともっともっと見つけていきたいです。


温泉ドラゴン
http://onsendragon.main.jp/index.html

温泉ドラゴンは今年『birth』という作品で、韓国の密陽国際演劇祭において戯曲賞(限りなく作品賞に近い戯曲賞)を受賞。


今回は“日韓演劇交流”の企画で、日韓の注目の4劇団が2週に渡り競演する企画です

《日本からは》
●温泉ドラゴン
■中津留章仁Lovers

《韓国からは》
●コルモッキル
■ドリームプレイ


●印→10/14〜18
■印→10/21〜25


4劇団の詳細
日韓演劇週間サイト
http://www.storehouse.ne.jp/ueno/collection2015-10.html



このところずっと慌ただしくバタバタと突っ走ってまいりましたので…公演のご案内メールなどを頂いたのに返信がままならないことも多々あり…
ご連絡下さった皆さま本当に申し訳ありません…

長文…最後まで全部読んで下さり本当にありがとうございました(;_;)!

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